卸・小売業

2026.03.02

卸売・小売業

株式会社吉兆楽

南魚沼市

事業内容

米穀精米卸小売業

従業員数

27名(2025年12月時点)

INTERVIEW
さん

代表取締役

北本 健一郎さん

きっかけと対応

夏でもおいしいお米を食べたいというお客さまの声
新米の時期だけでなく夏場までおいしさを維持するため、保管・品質管理の課題を明確化
雪を「厄介者」ではなく、雪冷熱として活用できる資源として活かす発想の転換
先行事例の情報収集や見学を踏まえた、雪冷熱倉庫(雪室)の導入
価格競争からの脱却と付加価値づくり
雪冷熱の冷気循環による、倉庫内の温度・湿度を一定に保つ貯蔵管理の構築
低温精米や低温熟成など温度帯の管理による、高くても選ばれる品質をつくる工程管理の導入
社会の追い風で「選ばれる理由」に
SDGsや脱炭素を追い風にした「環境に配慮した高品質な商品」としての価値の再確認と発信
ロゴやパッケージの統一などによる見せ方の工夫とリブランディング

取組の成果

  • 雪室での低温貯蔵により、一年を通じておいしさを維持できるようになり、品質劣化を大きく抑えた。
  • 雪冷熱の冷気循環により、電気式の冷却と比べて使用電力を大幅に抑え、電気料金の削減につながった。
  • 雪冷熱の活用により、「おいしさ×環境配慮」という価値が評価され、SDGsや脱炭素の観点でも提案しやすい商品として、高級スーパーや百貨店などの新たな販路で採用される機会が増えるなど、企業イメージ、商品価値がアップした。
  • 災害や計画停電を契機に、停電時でも品質を守れる貯蔵としても注目され、見学の受入れが増えるなど外部への波及が生じた。

課題

  • 初期投資が大きいため、補助金の活用や費用回収計画を含め、長期的な投資計画が必要である。

将来

  • 雪冷熱倉庫の冷気循環のためにファンを回す電力を、太陽光発電で賄いたい。冬は雪の影響で発電効率が下がりやすいが、倉庫内を冷却する必要性は低い。一方、夏場を中心に太陽光発電を電源としてファンを回すという組み合わせは相性が良く、効率的であると考えている。
  • 米ぬかのアップサイクルを進め、米油や脱脂ぬかの食品活用を事業化につなげ、米を余すところなく活かす展開を図りたい。

取組事例

貯雪室の様子(2025年12月)
貯雪室の様子(2025年12月)
雪冷熱を活用した倉庫の様子
雪冷熱を活用した倉庫の様子
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